一般の旅行客だけでなく、鉄道マニア、寝台列車を懐かしむ世代など幅広い客層で賑わうブルートレインたらぎ。
2009年3月多くの鉄道ファンに惜しまれながら廃止された寝台特急「はやぶさ」。かつて、東京-熊本を結んでいたはやぶさの面影を残しながらリニューアルした簡易宿泊施設がブルートレインたらぎです。
管理運営を行うのは多良木町。
ブルートレインたらぎはただの宿泊施設ではなく、町おこしの重要な役割を担っているのです。



  
【一期一会の出会い】
中に入るとすぐに交流スペースがあります。
宿泊されている方がここで仕事をしたり、地域の子どもたちが宿題をしている事もあります。
大型テレビが設置してあり、Wi-Fiサービスの無料提供も行なっています。
 
夜は宿泊している者同士、一期一会の出会いを楽しむようにこの場所で交流している姿をよく見ます。


画像右側に見えるのは球磨川鉄道の線路です。
かつて活躍した寝台列車のすぐ横を現役の電車が走る光景は、地域のお年寄りに挨拶をする学生さん達の姿に被って見えます。
 
  
【普通の宿泊施設ではできない体験ができる】
車掌室がそのまま残されており、スタッフに言っていただくと中を見学することができます。
車掌室に入るという、なかなかできない体験をここではできます。


「出発進行―！」
 
ちなみにここブルートレインたらぎ内には、車掌室だけでなく現役時代に使用していた様々な備品をそのままの形で残してあります。
廃止され、今では見られなくなった貴重な品々が数多くありますので、ご利用の際は探してみて下さい。
 
  
【当時に思いを馳せながら夢の中へ】
客室は開放型の４ベッドタイプ用車両（スハネフ14-3）と、個室タイプ用車両（オハネ15-2003）の２タイプがあります。


↑こちらが開放型の４ベッドタイプ用車両（スハネフ14-3）


↑こちらが個室タイプ用車両（オハネ15-2003）
ふかふかベッドの快適な宿泊施設ではないですが、特別な思い出になる事間違いなしの宿泊施設です。
 
Information
 
簡易宿泊施設　ブルートレインたらぎ
公式ホームページ：https://www.bluetrain-taragi.com/
住所：〒868-0501 熊本県球磨郡多良木町多良木１５３４−２
電話番号：0966-42-1120
電話受付時間：午前６時〜午後９時まで
チェックイン：14：00～21：00
チェックアウト：7：00～12：00
 
※ブルートレインたらぎには、入浴施設がないため「多良木町ふれあい交流センターえびすの湯」をご利用いただいております。ご宿泊の方全員に宿泊日数分の入浴券をお渡ししております。
多良木町ふれあい交流センターえびすの湯は毎月第2火曜日（ただし、当該日が祝祭日の場合はその翌日）が休館日です。該当日にご宿泊される方は翌日にご利用ください。
営業時間：10時～22時（受付は21時30分まで）