築140年、木のぬくもりの中で食す本格イタリアン

甲佐町商店街から一本中に入った道にTorattoria SanVito(トラットリアサンヴィート)が入る「旧西村邸」と呼ばれる建物があります。
この建物は築140年の古民家で、「西村民族資料館」として昔の暮らしを伝える役割を担っていました。
熊本地震の被害を受け、一時は取り壊しの案が出ることもありましたが、みんなで何とか活用しようという声から、甲佐町内外の皆さんと取り組んだ「こうさてんプロジェクト」がスタートしたのです。
古民家改修ワークショップという形で伝統的な技術を持った職人さんのもと、発足から三年を経て2020年2月に今のカタチに完成しました。

そして、この建物や甲佐町の魅力に引き寄せられるように新潟から来熊したシェフ、内藤さんの手によりtorattoria SanVitoが開かれました。
内藤シェフは22歳でイタリアへ渡り、ロンバルディア州にあるcorte Francescoで勤務されたのち、東京のイタリア料理店でシェフや料理長として料理の腕を磨かれてきました。


甲佐町で採れた新鮮な食材をはじめ、熊本の美味しいお肉や魚がふんだんに使われたメニューはどれも絶品で、ファンの心を掴んで離しません。

甲佐町の名物である「鮎」のメニューも開発されています。
「イタリアの食文化と季節を感じる料理を、この歴史ある建物でゆっくりと味わっていただきたい。」というシェフの想いは、ランチメニューと夜のコースメニューで受け取ることができます。
お昼のランチはantipasto(前菜)から始まり、メインのパスタ、デザートに続きます。パスタやデザートは3種類ほどある中から選べるようになっていますので、ご友人などで違うものを分け合って食べるのもまた楽しみの一つかもしれませんね。
夜のディナーはお昼のメニューに加え、お肉や魚料理、リゾットなど、ゆっくりワインを飲みながら愉しめるフルコースになっているそうです。


「甲佐町には、豊かな食、人、暮らし、自然、お店など、伝えたいたくさんの魅力があります。当店で食事をしながら町の魅力を味わっていただき、楽しい時間を過ごしていただけたらと思っています。」
食事をされたお客様は、季節によって作り出される魅惑のメニューもさることながら、内藤シェフの人柄にも惹かれ、このお店のファンになるそうです。
Information
totattoriaSanVito (トラットリア サンヴィート)
住所:〒861-4603熊本県上益城郡甲佐町仁田子549
TEL:096-285-1763
営業時間:ランチam11:30〜pm14:00(ラストオーダー)
ディナーam18:00〜pm22:00(3日前までの予約制)
休日:水曜日
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